こいつはすげぇや
●「雨を見たかい」と野村証券のコマーシャル
50歳前後の多くの人にとっては「CCR(リーデンス・クリアウオーター・リバイバル)」の「雨を見たかい」は1970年前半、深夜放送時代の心に残る超大ヒット曲です。
だからこの世代をターゲットにするコマーシャルにはもってこいの曲なのでしょう。野村証券がコマーシャルに使っています。
でも、ヒット当時変から曲だな…と思っていました。「Have You Ever Seen the Rain?」「あなたは雨を見たことがありますか?」砂漠の住民でなければ、誰だって雨をみたことぐらいはあります。
(訳)
よく人はこんなに言っていた
嵐の前はだいたい穏やかなものだと
今まで大体そうだったって言うんだ
それが済むと人はこう言うんだ
晴れた日にも雨は降るんだと
あのキラキラ輝く水面に降り注ぐんだって
…
そんな雨を見たことがあるかい「雨…rain」とはベトナム戦争でベトナムを焼き尽くしたナパーム弾のことなのです。アメリカでは放送禁止になっていたということです。
中学生だったbird発行人はそんなことも知らずに、ギターをかき鳴らしながらこの曲を大きな声で歌っていました。ずっと後にこの事実を知ったときはショックでした。
そして今、野村証券のコマーシャルのバックで流れるこの曲をきくと、ナパーム弾に焼き尽くされる恐怖を感じてしまいます。この辺の事情を分かって、この曲をコマーシャルに使っているんでしょうか。それとも投資家を焼き尽くす戦略なんでしょうかね。