警察のこと

 http://karihaha.exblog.jp/1106619/へのトラックバック。ちょっと前に、チェンマイに行ったことから、引っ張り引っ張りで読んでいるブログ。僕が運営委員をしているNGOの事務局も、週間ぐらいでは会員にメルマガを送るぐらいのことはしても良いのではないかと思う。運営委員向けの日報は数ヶ月前から送られてくるようになったし、メルマガの本を事務局長に貸してあるので、そろそろかなと思ってる。

 途上国の警察機構がやくざまがいであるというのは、だいたいの正解だと思う。しかし、では日本の警察機構がしっかりした機関であるかと言うと、裏金問題を紐解くまでもなく、貴社クラブ制によって平時から報道管制が敷かれている事も含めて、先進国では最も遅れた機関であると思います。

 グローバリゼーションにせよ、もっと端的な搾取構造にせよ、植民地化にせよ、時代が進むに連れてより巧妙に、大衆からは見えにくくなっていく現実はあり、それを洗練と呼ぶのか民主主義の熟成と呼ぶのかは、難しいのではないでしょうか。

 何年も前の法改正で少年犯罪では取り調べに弁護士の同席を許さなくなっていますし(決して子供の「発育」が保護されているとは言い難い)、こうした法整備を含めて、高速道路でのNシステムなど、日本の警察機構の方向性はいずれアムネスティに提訴できると思うほどの状況です。

 僕は怖いので提訴しませんけどね。同じように、事態は巧妙に、かつ確実に進んでいることを、タクシン政権下ででも感じられる部分はあると思います。そのことを戦乱よりもまだましと考えるのか、日本をタイよりましと考えるのか、難しいところだと思います。