思想を棄てる?
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のブログについて(もちろん嫌いじゃないんだが)
http://d.hatena.ne.jp/jimrogers/20050906
で、「思想がなんぼのもんや、というラジカルな立場に、日本人はまだたどり着けていない。」と書かれていたが、
僕に比べるとだいぶ方向性のはっきりした思想を打ち出しているような・・・。
民主主義的というのは「多数決で決まったことならそれで良いじゃん?どうせ俺の思想も大したことないんだし」というあきらめなんだと思う。構造主義的とも言うんじゃないかな。そうした自分の発想や思想のくだらなさ、不確定性をそっちのけにして、主義を喧伝することが果たして「思想がなんぼのもんや」なのだろうか。
彼の変遷は僕と似たところがあるが、勝ち組に対する強烈なコミットが感じられないところで、結果は違ったものになるのかもしれない。結局、自分がコミットできるのは自分の人生だけだからねぇ。社会変革じゃないよね。この辺は共有してると思うけれど。組織と個人の関係については、全共闘と赤軍のドキュメンタリーで痛いほどわかったから同じ道を歩まなかったのもあるかも。
それが合理化されるのは、企業体だけだ。