経済カルト

 昨日、ファミレスで仕事しているとき、となりに経済カルトの集団が来た。ただの経済カルトなら珍しくもないが、最近はいろいろと洗練されてきていて、NGOとかNPOとか抜かしやがる上、その実体はねずみ講なのであった。法的な境界線が入会金2万円で、ここの入会金が16000円だから、確信犯である。ついに団体の名前を耳にすることが出来なかったのが残念。よっぽど帰りがけに捕まえて「パンフレットください」と言おうと思ったが、どう見ても営業者は経済やくざだったためやめた。わかんないんだよねぇ。普通の人には。下っ端の騙されている奴が最後に残っていたら言えたんだけどね。今の僕にはリスクでかすぎ。歳とったなぁと思う瞬間でもある。
 で、勧誘者が3人、勧誘されている人がひとり、最後の断り方は「リスクがあるなら出しません。リスクがないのかと思っていたので話を聞いていたんです。私はパチンコも麻雀もしないので」というもの。実直な職人風のじさまで、まぁ、まっとうな判断だろう。ただ、遭遇率は1%以下だったとしても、そうした危ない話の陰に隠れて本当においしい話や勉強するに足る話が存在していることに気づかないままなのは悲しいことだ。
 しかし、そういうおいしい話に目がない人は本当の情報にたどり着く前にやられてしまうのもまた事実。それも、なんどでも、似たような手口に。だから、騙されるのに比べると、ただ堅いのはある種の賢さであるといえなくもない。
 何が解決策なんだろうねぇ。