知り合いに送ったメールの中から

 ナチスドイツ下での、マルチン・ニーメラーという牧師の話。

ナチス共産主義者を襲ったとき、自分は少し不安であったが、自分は共産主
義者ではなかったので、何も行動に出なかった。次にナチス社会主義者を攻撃
した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったから何も行動に出
なかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人などをどんどん攻撃し、その
たび自分の不安は増したが、なおも行動に出ることはなかった。それからナチス
は教会を攻撃した。自分は牧師であった。そこで自分は行動に出たが、そのとき
はすでに手遅れだった」

堀江の事件は、オウム以来のこれに当たると思う。報道管制下にある情報しかな
い民主主義の手続きは「悪いことをしているかどうか」ではなく、「手続きが正
当であるかどうか」によってしか判断できない。

足利銀行の粉飾で逮捕された奴はいないし、保釈が認められないのもおかしい。
投資組合スキームそのものが違法ではないし、強制捜査後で粉飾の証拠隠滅が出
来ないことを考え併せてもね。

つまり、宗教から新興財界へ一つ駒が進んだ。