弊車(笑)の近況

 コラムでは書いたことがあるが、ここでは書いたことがなかったかも。
 入手は14年10月ごろ、68000キロで。10年型、2.2リッターディーゼルターボ、エスティマシーダの最高グレードエルセオを、118万円で手に入れた。相場よりも30万円ぐらいは安かったと思う。ロードスターにせよ、この車にせよ、歴史に残る車であるため。20世紀のワンボックス車を博物館に3台展示するとしても、おそらくエスティマは展示されるであろう。それほど特殊で、その特殊さが結実している車である。セダンから乗り換えた人にはことさらに自覚できることであろう。
 これに、運転席のみレカロ、ショックはビルシュタインを入れた。前者はベースフレーム込みで9万円ぐらい。お店は八王子のジェットセット。昔からお世話になっている。交換は自力でやった。
 ショックは、どこだったかの通販でいれた。僕はセッティングや工数がかかっている純正重視なので、サスその他はすべて純正のまま。ビルシュタイン側もおそらく純正交換を視野に入れて設定してあると思う。ビルシュタインを選んだのは、一般のダンパーが最大数万キロで老朽化するのに比べて少なくとも10万キロは耐久性があるため。部品代が10万円程度、交換工賃が7万円程度だったと思う。交換工賃がこれほど高額であるので、耐久性は非常に重要だ。欲を言えば、純正新品に交換したブッシュはせめてTRDのものにすれば良かったかなとは思う。初期微動の吸収が悪いように思う。また、欲を言えばスタビライザーも強化すればよかったかな。
 このほか、K&Nのエアフィルター、賛否あるものの個人レベルでの燃費実績では明確な差異のあるテフロン系エンジン内摺動面コーティング剤のスリック50を施した。ここまでの取得には150万円程度。

 突き上げに関しては、2年後にタイヤをミシュランに交換した後はかなり緩和された。やはりタイヤはミシュランである。ロール耐性と制動性も飛躍的に上昇した。やはりビルシュタインでダイブとロールを抑えたからには、こうしたちゃんとしたタイヤが必要であったと思う。詳しくはハーフマイルというショップのサイトをごらんいただきたい。
 燃費は、リッター9〜11km程度。10kmを切ることはあまりない。9kmを切ることは記憶の中では2〜3回程度。軽油なので、レギュラーの12〜15km程度であるので、下手な過給の軽よりははるかに良い。
 加速に不満を感じることはほとんどない。3000回転付近でのトルクは22kgを超えるわりに、1.4tしかないので。
 諸兄には、躯体のしっかりした車は育てていく部分もあることをご理解いただきたい。

 現状で12万キロぐらいだったかな。スリック50などの手当てや、サポートターボであることを考えても、20万キロはなんでもないだろう。本当に燃費が落ちるほどへたったら、エンジン載せかえまで見ることが出来る躯体と車両状況であるように思う。

 ロードスターを買って以降、年間走行距離が1万キロ程度になったため、まぁ、しばらく買い換える必要はないだろうし、大きな修繕が必要になる可能性もないだろう。ここいらはトヨタ車の堅牢性と考えていいと思う。