テレビ番組から

 http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview061107.html
 ガイアの夜明けって、はからずもその企業の能力や限界を浮き彫りにしてしまうことってあるなぁと思う。今日の100年マンションの話にしても、営業が「売りにくいですねぇ」と言ってるようではねぇ。テレビに顔出してそんなこと言って恥ずかしくないのかな?SI工法とかの話をしているのに、自分らのアピールの仕方が悪いことには言及せずに、価格が高くなったことだけで売りづらいとかいってるんだもの。プライドもなにもないね。結局、営業が企画のせいにする程度ではプロとしてのプライドに欠けるのだと思う。ダイワ建設だったっけ?まぁ、更生法適用後の会社だから、目端の利く人間は逃げてしまってるよね。上から下まで、のんびり残業しているような会社っぽかったな。
 同じ番組で一人あたり売り上げ6億円っていうとんでもない会社が出てきていたけれど、あれで残業がほとんどないような労務マネジメントになっているとすれば、上場がねらえるはずだな。社員が12時間働いて一人あたり売り上げ6億円じゃぁ、徐々におかしくなっていくだろう。

 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061026/index.html
 NHKの「プロの流儀」かなにかでも、おもちゃの企画の専門家の話をやっていたので、興味を持って見ていたけれど、51歳だかなんだかしらないし、100人の社員で年商70億というから、まぁそれなりの生産性だけれど、センス悪すぎ。ただ、あの手の商売は人材がすべてだから、いくらなんでも番組に出てきていたのが本当の姿だったとは思いにくい。
 ガンダムなどに匹敵するロボットものの企画が欲しいという話で、彼がなにをやったかというと「機能美として強そうなロボットの開発」だったんだから、どうしょうもないよね。なにが神話性を生んでいるのか、本当に理解できていないとは思いづらいけれど、サンライズとかバンダイの担当者を招いてこてんぱんにやられていた。だいたい、ロボットものや戦隊もののビジネスモデルを理解してないんじゃないかい?と思うほど的はずれ。本当に理解していないとはどうしても考えられないので「塊より始めよ」だったのではないかと思うわけ。
 くっつき虫をおもちゃとして販売するときに、的を作ってそれに当てようとする愚かさ。俺が考えたって、人に当てるのが面白いに決まってるじゃん。で、当然のようにそうなったんだけど、それでも服に的が書いてある馬鹿。模様にして、当たったところに「好き」とか「嫌い」とか、絵を書いておいて、コミュニケーションツールにするんだよ。ベストにしておいてね。んで、そのベストはブランドにデザインを頼むんだよ。かーっ、やってらんねー。本当にこの程度のことを思いつくやつはいないのかな。サラリーマンにはいないか。しかし、あの人材ライナップで年商100億というのは買うね。まぁ、俺がいきなり「これからのおもちゃはコミュニケーションツールですよ。女子高生が出入りする町中にブースを作って、ナンパや出会いのためにこのくっつき虫を使って、服に当てっこするんですよ」っつーのをやってみても、誰も聞きやしないだろうから、まぁ商売とはそうしたものなんだろう。
 あとね、くっつき虫だから虫のデザインって言うのが安直すぎ。シカの糞にするんだよ。んで鬼ごっこにしても良いでしょ?もーやーねー。
 およそ、僕にとって、企画のプロとしては想像の限界を超えるセンスが悪さだったたため、あれは人材募集のための宣伝広告だったのではないかと思うのだ。見苦しかった。最低だった。このブログを読んで話を聞きに来てくれれば、アイデアぐらい安く差し上げるのになぁ。営業に行った方がいいのかなぁ。