忙しかった

 今日から三日間関東入り。前夜は熱のためうなされて起き続けた次男が、昨夜はさみしいといって何度も泣いた。これなら熱でうなされていた方が周囲には精神的に楽だったかも。僕自身も6:30からしばらく寝付けず、睡眠不足。
 で、来週中に済ませておかなければならない不動産登記の変更申請を今日中にやっておこうと、朝から奮闘。9時過ぎに法務局着を目指し、申請のための印鑑がないことに気づいて(買い忘れ)あきらめようとするも(郵送もある)それも難しそうだということで、認め印を買って戻り、申請を終えて10:10の列車に乗れば間に合うと思って10:07になんとか家に着いて出ようとするも、長男が寂しいと泣き叫んでいて一瞬逡巡した結果、10:27の列車に変更。11時までに空港のカウンターに着いていなければならないので、この時点ですでに間に合わないかも知れない状態。
 チケットに載っていた電話番号につながらず、やっぱり安売りチケットは安売りなりだなぁと思った。
 10:47に博多駅着、とりあえず急いでみると50分の地下鉄に乗れた。これなら間にあう。で、チケットカウンターについたのが58分。11時締め切りとはいえ、もう少し余裕があるとは思っていたけどね。
 ゴールドカードの威光を借りてラウンジに行こうと思っていたのに、これじゃどうしょうもない。手荷物検査に直行。ゲートの前に着いたのが11:07ぐらい。ここから家内に電話。実は間に合わなかったら行くのをやめようと思っていた。
 出版社に持っていく差し入れ、押し寿司、焼酎2本を買い込み、なんとか人心地つこうとするも、そんな状況でもない。後半席から搭乗開始。宇都宮対策で持ってきた薄手のコートが暑い。じゃま。
 飛行機に乗って、半分以上を寝て過ごした。日経読んだら気分が悪くなった。まぁここまででこの疲労状況ですんでいるのが、最近の鍛錬のおかげ。
 昼も食べないまま、14:30浜松町駅華族の相場師と待ち合わせ。待ち合わせ中に今日初めてパソコンを開く。午後二時過ぎですぞ。ここで、泣きながら別れた子供たちにも電話。無理をして義母は病院に二人を連れていったらしい。夜に聞いたところでは僕が電話で礼を言うまではそれなりに不機嫌だったんだそうだ。
 華族の彼は、ひめちゃんに会わせていないので、10年以上ぶりということになる。彼は多少太っていて、「体格が変わらないから良いですねぇ」と金持ちらしからぬことを言う。聞けば彼が通っていたプールが閉鎖されて太ってしまったとのこと。
 その周辺で喫茶にはいるのかと思いきや、ホテルオークラへ。行ってみると顔パス。さすがに華族様は違いますな。最近はとんと来ていないものの、昔はずいぶんと通ったらしい。空港へ行くときには車で行ってしまうので、ここいらをうろつくのも珍しいのだそうだ。クラブハウスサンドが2400円する。メニューに載っていない紅茶(ポット)も1500円ぐらいだろう。
 このラウンジで一緒に集っていた仲間はみんな海外に出てしまったとのこと。彼自身もクロアチアに移るつもりなのだそうだ。みんな考えることは一緒ね。キャピタルフライトじゃだめそうなら、ライフフライトするしかないんだろう。
 円破綻に伴う資産税がかかるかどうかの相談、その対策や、システムのアイデア、PTの候補地、NY市立大の金融の話、LLPファンドのことなど、様々に話し合う。やはり普通の投資家だから目立つのを嫌うね。まぁ、商売にしてしまう前までは僕もそうだったんだけど、今は麻痺してしまったな。17時からの雑誌社の取材に誘ったが恥ずかしいからと断られた。
 17時に雑誌社に。キャピキャピ感のある人かと思っていた編集者がそうでもないのでびっくりしたが、いつもはもっとキャピキャピ感があるらしい。OP買いについて特集したいとの話だったけれど、どこをどう押しても僕からは売り玉のヘッジ以外でのスプレッドと関係のない買い推奨の話など聞けるはずもなく、まぁ事前にも言っておいたんだけど困っていた。「今なら初心者にどう勧めますか?」と聞かれ「超単純なら12月限コール175、1枚売り。直近高値を超えたところで仕切。」と教えておいた。Eワラントなども、売りがないからきたねーのに、買い推奨なんて素人をはめ込むための方便に決まってる。まじめな僕ちゃんからそんなことを聞くんじゃありません!
 このほか、20代の迷走ぶりと、結婚のいきさつ、相場に注力するまでなど興味を持ってもらえたので様々な話をした。NPOファンドの話もした。
 その後、レインボーブリッジを臨む24階の中華レストランへ。知らなかったがこの業界は非常によく食べるんだそうだ。で、まず雑誌社持ちとか。しらんわい。4人だったが、フリーのライターさんは祖父母と父親が福岡出身、お財布役の僕と同じぐらいの年齢の副編集長(デスクとも呼ばれるらしい)も高校まで黒崎。なんとそういう話なのだった。
 終わったのが22時。そこからえっちらおっちらホテルに来て、配信を終わったのが23:30ごろ。家内にも電話して、今日の顛末を聞く。
 鍛錬の結果、普通に一日を過ごすことが出来た。オークラを出てから取材を受けている最中は耳が火照っていて多少調子を崩していたかな。気持ち悪くはなかったけれどね。
 フリーライターのおねーさんに、UBSでは800万円ぐらいからナンバーアカウントを作れるという取材をしたことがあると聞いた。PPB料金も年間15万円ぐらいだったそうだ。安いな。大丈夫か?まぁ、スイスとはいえ商業銀行だからなぁ。