NGOネットワークの

 新しい事務員の面接ラッシュ。自分のところに雇用する人が全く確保できない割に、こういうのは得意らしい。なんだかほかの人が聞かないことを聞けているのだそうで、重宝されているようだ。「最近気になったニュースはなんですか?」「最近読んだ本とその感想は?」などというのは、かなり基本的な質問だと思うのだが、まぁ、いいや、重宝されている。
 んで、まぁ、一日かけて、5人も面接した割には結果的に予測された結論がもたらされた。面接そのものは楽しかったが、ちょっとの徒労感はあるね。
 さて、< http://journal.mycom.co.jp/column/rikei/238/ >などというのも読んだが、今回の赤丸一番人気は、ある女性であった。短大から4大に編入、新卒から数年は大会社、3年で新人社員研修を任される頃に辞め、博士課程に進学。今度はNGO活動をしながら、現地駐在員などもしている。語学系の資格も英仏で。トーイックは800点に迫る。中京地方のNGOの大物の推薦もついている。
 「スキルアップということからすれば日々の実務はすぐにこなせてしまうと思いますし、キャリアアップとしての職歴しかないと思いますが、飽きませんか?余りませんか?」と聞いたら「この手の実務は初めてですし、将来はNGOを起業したいと思っていますし、自分なりの目標はいろいろ作れると思いますので。」と100点満点の答え。
 しかし、自分の企業なら絶対に採用しない。なぜか。僕が一目惚れしたから。この経歴でなんせかわいいのである。可憐なのである。美しいのである。接客業だったから人当たりも一流なのである。能力を極度には感じさせないのである。違反でしょう?いい加減にしてくれと思った。婚約者についてこちらに移ってくるらしいが、婚約していなければネットワークとしての採用にすら反対したかもしれない。
 おばさま方に受けがよかったのもびびった。女性ならかなり怖さを感じるはずだと思ったが、それは同年代に限定されるのかもしれない。20代の女性には恐怖を与えがちな明るさと可憐さと有能さだと思う。まぁ、僕としても別の意味で怖い。ネットワークにとっては素晴らしいことだと思うが、今後はちょっと距離をとるかも。
 個人的には接し方にとまどうだろう。