光市の母子殺人事件で

 もう10日ぐらい前になるだろうか、残された彼が「人は忘れるのだと観念しました」と言っていた表情と様子を見て、一歩抜けた人の何かを持っているなと思った。正直なところ、これまでの彼の動きはあまり好感もてなかったが、この彼の様子は泣けた。壁を越えることこそが成長であるに違いない。それが愛に根ざすものなら尚更。