成長する子供がまず知るべき事実

http://anond.hatelabo.jp/20071106010842

そんなに良い話か?

学校の勉強したって、メディアリテラシーや、誰かに騙されない能力を身につけることとはほとんど関係がない罠。

ほとんどの人はモデルがないと思考も行動もまねできないので、近辺にいる大人が仮に正しくなかったとしてもそれ以外の行動を思いつくことすら難しい罠。

これを信じて小さくまとまることに決め、その通りにした人が、実は「育てれば開花するぐらいの才能」を持っている可能性が、おそらく数%ぐらいは存在する罠。

「育てなくても開花する才能」と、「育てれば開花するぐらいの才能」の両方でない人のうち、「思考力はないけれども暗記力があって、周囲の大人の後をついて生きるぐらいは出来て、頼って一生を送れるほどの社会的背景(学歴など)を得られ、さらに思考力がないけれども誰にも騙されないという、ただ単純に堅いだけの思考傾向を持つ」ぐらいの人はこれまた10%ぐらいしかいなくて、この文章はその人たちのためにしかおそらく役に立たない罠。

僕に言わせれば「成長する子供がまず知るべき事実」は

「情報の収集、評価、分析能力をつけることは、あなたの身に降りかかるすべての害悪と不幸を軽減し、利益と幸福を増大させる可能性がある。だから、このことに一心不乱に邁進しなさい。」

の一言ですむのであり、100%の人に才能がないわけでもなし、このように決めつけることはかなり有害であるばかりか、「勉強しなさい」という表現は多くの場合誤解を生む上、利益にならない。