県議に会う

 議員と言えば、選挙に強いか、政策に強いかどちらかであって、どっちでもない人間が生き残る可能性はゼロなわけだが、この議員は、「現状の社会認識」「政策」「選挙」のすべてに弱かったので、次回以降生き残る可能性はほとんどないだろう。

・現状の社会認識としては、破綻懸念を持っていない。バブル時の格差が今以上だったことを知らない。ワーキングプアという言葉も知らないかもしれない。
・政策としては選挙区をおもんばかって「老齢者を向いて」という割には、「やはり弱者救済には経済発展を」と言う。
・選挙に関しては系列議員という言葉さえ知らない。

という三拍子で、あげくに話し相手との力量差を認識できないので大変気持ちの悪い会談だったというお話。

 それでも政党公認をもらうきになればとは思うものの、基本的にはその気はなさそうだった。自民党のはもらえる可能性がないし、民主党のはもらいたくないらしい。それでも妥協する能力はありそうだったから、そうなれば可能性はあるかもしれない。

 だいたい、人に地元周りをさせようという一年生議員がどうやって選挙区を把握しようというのか。しかも政策に弱い議員の地元周りをどの程度の人間がやればいいのかのビジョンも無かろう。そのくせ、政策を作るとかいうし。

 会っていたときにはあまり腹立たなかったけれど、あとから、あー、と思って書いた。