地球温暖化の主要因が人類排出の二酸化炭素である証拠はほとんどない

「ここ100年の温度上昇の観測結果は、データが抜けているものもおおくあります。また、観測結果の都市熱分補正を行うことは出来ていません。100年前に都市郊外だったところが、軒並み都市に飲み込まれているので、イマイチ信憑性に欠けます。」

「しかし、データを信用するとすれば、ここ100年ぐらい地球気候は温暖過程にあります。20世紀の100年間で世界平均気温は0.6度上昇しました。データを信用すればこれを争う科学者はほとんどいません。しかし、1950年までに0.4度上昇しています。二酸化炭素は一貫して増加し続けているはずなのにです」

「海面の上昇は観測されていません(でも、海水温度の上昇で膨張分があるはずのようです)」

二酸化炭素ガスには温暖化効果があります。試験管の中の二酸化炭素に赤外線を当てるぐらいでも簡単にわかります」

「20世紀の100年間のような温度変化が、過去の地球で起こった例はあまり珍しくありません」

二酸化炭素濃度の増減に人類の文明活動が影響しているのは間違いありませんが、文明が今ほどでなかった時期にも二酸化炭素濃度の変動はありました」

二酸化炭素濃度の変動と、気候変動の相関関係に関しては、科学は確実なことを言及できません」

二酸化炭素濃度が気温変化の一要素であることは(ほとんど)間違いありませんが、主要な原因であるかどうかはまだわかりません」

「過去の地球気温を観察したとき、地球の気候変動の要因は【楕円軌道を描いている地球と太陽の距離の周期】【太陽活動の周期】【大気組成】の三要素のどれかが最重要であると考えられています。」

二酸化炭素は、温暖化そのものによっても増加しますし、それ以外の要因でも増加しますので、現在の増加の主要因が人類活動であるかどうかははっきりしていません」

「大気組成が温暖化主要因だとしても、二酸化炭素と同程度か、それ以上に気候に影響が大きいと思われる要素は水蒸気ですが、この水蒸気の気候動態を我々の科学力はほとんど解明できません。」

「世界の氷河は20万本ぐらいありますが、そのうち前進や後退が観測されているのはわずかに100本以下です。パタゴニア氷河は100年前から後退しており、当時から謎とされていました。同地域の気温は上昇していません。つまり、氷河の縮退が気候変動と関連しているかどうかすらはっきりしていません」

「仮に地球が温暖化しているとして、それが人類にとってプラスであるかマイナスであるかは別個に議論される問題です。なぜなら食料生産は温暖化した方が増加するからです」

「日本はこの50年間でもっとも温暖化した地域です。大変暑くなりました。日本海の温度も世界平均の3倍以上上昇しています。しかし、これは世界平均とはかけ離れた傾向です。」

「仮に人類が排出した二酸化炭素が温暖化の主要因であるとしても、その対策として排出規制でいいのか、原発などの動力によって二酸化炭素を岩石化しなければ間に合わないのか、全く議論されていません。いつになったら、排出規制ではなく岩石化が話し合われるのでしょうか。手遅れになると言われながら、なぜ排出規制以外の方法が検討されないのでしょうか。科学的対処として、非常に不手際であると思います。」