更に二ヶ月が経過したようだ

いろんなことがあったものだ。

まず、4月中旬に体調を崩した。
しかも出張先の広島で39度を超える熱を出したのだ。
その前の週、札幌に行った頃にも体調は優れなかった。
ま、このぐらいの体調不良での勤務継続は普通のサラリーマンなら当たり前か。

しかし、風邪が治ったと思われた後も体調不良は続いた。
めまいと頭痛、だるさなどかな。
で、ゴールデンウィーク前の決断としては、連休があけても体調が戻らなければアルバイトに降ろしてもらいたいと言うことだった。

実際、連休が終わっても体調は戻らず、病院に行ったが内代謝では問題が見つからず、個人としては非常に意外だったのだが、心療内科の受診を勧められた。かみさんなどからすれば、ごく当たり前の結果だったらしい。

内科医にも「でも、鬱じゃありませんよね?」と聞かれる始末。
この状況で鬱でもなんでもなかったのは、まさに家族のおかげ以外のなにものでもなく、少し前まで「独身だったら家に帰らない」と言っていたことを深く反省した。


で、悩むこと数日、退職を志願し、一週間でやめた。
精神的ストレスのほとんどは、社長に良い評価を受けたかったかららしい。
親との関係で極めて管理的に育てられた人間はそう言う性向が強いんだそうだ。

まー、そんなこたどうでもいいや。

心が痛まない仕事が見つかって、同僚ともしっかりコミュニケーションをとって、社長に将来の期待をかけさせ、表面的なストレス無しに一日12時間働いたことを良しとしよう。


で、今は資本金集め。
システムトレーダー(裁量売買)たることを志向している。
やはり、仕事で人と関わるのは余り向いていないようだ。
従業員を雇うという方向性は既に捨て去っていたのだが・・・。

しかし、日本人は勉強もしないのにシステムトレードが嫌いだなぁ。罫線屋が差別的処遇を受けてきたという歴史もあるんだろうけど、なんで勉強もせずにダメだダメだと言いたがるんだろう。世界的には主流なのに。

裁定を馬鹿にして勉強すらしない人にはっきりと言いたいことは「裁量の人は裁定のことを良く知らないけれど、ほとんどの裁定の人は裁量売買の経験がある。なぜなら、相場用語も満足に知らないような初心者が裁定売買を行うことはほとんどありえないから。」

しかし、だからといって裁定が優れているとは言わない。
おそらく利回りで見たときの運用の優秀さは「優秀な裁量 → 裁定・それなりの裁量 → 下手な裁量」という順番であろうから。裁定売買を志向する限り、普通に勉強すれば中級にしかならないということなので。

で、この中級とは、口座資金に対する年利で30〜200%といったところか。
リスクを考えれば30%というのは負けてないというだけにすぎないけどね。

どちらの方法でも大切なのはリスク管理だけであって、売買や銘柄選出はサイコロでも良いのよ。そんな馬鹿なと思うだろうけれど多くの世界的トレーダーが口をそろえて言っている。


結局、裁定売買の良いのは、自動売買にすると時間を相場にかけなくても良くなるというのが最大ではなかろうか。博打が好きなら博打を打てばよろしいわけで、運用が好きなら手間は小さい方がよい。楽しみの部分を相場の中に求める人は裁定売買などちゃんちゃらおかしいだろうし、そういう人が多数を占めるからこそ裁定は生きてくるんだと思う。

ま、どう書いても裁定売買の良さを喧伝することにしかならないが、仮に裁量でも、裁量ですらなくても(サイコロでも)、リスク管理がきっちりしていれば必ず儲かる(今と同じく博打が好きな人が市場にいる以上という条件付きだけど)のが相場なので、その結果(利回りのこと)にはどちらも大差なかろう。

パチンコ業界などの金銭授受構造以上にはっきりしたゼロサムなので、僕としてはそういう場所がなくならないことを望むのみ。