「未踏の大洞窟へ(海鳥社)」

の作者、櫻井さん(45)が同じ保育園だ。
この本を読むまで知らなかったが、彼も生還してきたクチだ。
あとがきにはエンリ、大倉夫妻への謝辞などが並んでいて、同じ文化圏であることが伺いしれる。この保育園は結構特殊なので、そうした人たちが集っていることを予期していたけどね。

彼は日本を代表する洞窟の探検家らしい。しかも潜水探検。イギリスなどでは珍しくないみたいだけどね。一人目の精神科医の奥さんを精神的不調で亡くし、それがきっかけで彼自身もその後生死の境をさまよったらしい。96年から98年ぐらいまでのようだ。

僕的には泣けました。

思ったのは、元々健康だった人はキャパが大きいので、生死の境をさまようときもかなり行くところまで行っちゃうように思った。僕はキャパが小さいので「イキロ」と言われている以上(誰に?)、そこまではまりこむことがなかった。そこまでいきゃぁ死んじゃうよ。

で、僕のことも少し話して、酒に誘った。少し戸惑っていたが、握手をして抱きしめあった。少し意外そうだった。

だんだん出会いが健康な方に振れてくるように思った。