ともにゃは、ネット環境を得た

 なんとか、日本語ネット環境を得た。今日は晴れ。
 過去の日記にアペンドしようとしたが、無理だった。だいたい入力則がIMEでむかつく。というわけで、変更。

 一時間150バーツ。37バーツ1ドルなので、400円ぐらいか。半年前ぐらいから市井はブロードバンドに切り替わっているそうだが、未だにナローバンドの回線を5台で分け合っていてなおさら遅い。

 とりあえず今日は、日本人向け投資不動産物件の視察。外国人が個人名で所有できる唯一の不動産はマンションで、その部屋をおそらく5つぐらい見て回った。

 価格帯は260〜320万円程度。広さは、20〜40平方メートル程度。ヒロプロジェクト
(検索すれば出てくるはず)の施工、内装加工、販売、入居者募集で、年利4〜6%程度。日本の投資物件は高率なら15%程度の利回りを出せるが、銀行から借り入れを起こすことが前提であるのに比べると、自己出資部分だけで買える計算になり、しかもそれが新車一台分であることを考えると、ヒロプロジェクトが信用できるとすれば、十分に考慮対象になりうるだろう。

 天野さんという日本人の経営の会社で、本人が話しているように転売利益よりは管理手数料による会社の成り立ちを目指している様に思うため、僕が会って話した限りは信用できると思ったし、感覚的には運用資産の10〜20%程度であれば、リスクとしても背負いうる範囲のものであるように感じた。話し方と信用のされ方次第では、短期投資の話も出来うるようであるが、まぁ、それはここに書いても詮無い話である。

 日本のマンション投資に脚光があたって数年たつが、すでに関東の物件は高騰しており、投資適格性があやういことから、この手の選択肢があっても良いように感じた。



 めんどくさいのでこのまま書くけれど、昨日は世界最大の投資転売会社(?カテゴリは覚えていない。まぁ、大企業であるらしい)サンベルト社の物件視察だった。こちらは白人二人で英語のセミナーであった。

 面白かったのは、英語の営業トークが聞けたこと。内容は・・・日本語と一緒じゃん。なんなんだよ、その知的でMBA的でその実はあやしい裏づけの営業トークは。ま、それがそのまますべて聞き取れるわけではないが、現在のタイは中国についで経済成長していること、そのなかでもバンコクはすでに不動産価格が高騰しているが、チェンマイはまだであること、今後、直行便が各国から飛んでくるであろうこと、新しい国際空港の話が出ていること、新しいハイウェイが中国から来てミャンマー(?、よく覚えていない)につながりつつあること、などを語っていた。

 で、厳しい質問をしてみる。「で、その経済成長はいつごろまで続くと思う?どのぐらいで売り抜けて、どのぐらいの利回り?」と。すると「最初の1年で100%だぜい」というので笑ったら、生真面目に根拠を説明しやがった。「取得時点でのバーゲンで30〜50%、経済成長率が少なく見積もって4%、チェンマイの割安な状況が是正される分で10%、手入れによる価値増大分が30%」とかなんとかわかったようなわからないような、MBA的で、その実は使えるんだか使えないんだかわからない理屈(しかも水増し)で、「年利約100%!!!」なんだそうだ。

 挙句には「人生は短い。数年の単位で利得を追求する暇はないでしょう?株式はインサイダ以外では利得がないし(どうやら「むしりり取った衣笠的に」効率的市場のことを語っているらしいのである)、それに比べるとこんなに効率がいい投資はない」と抜かしやがった。こちとらは、その効率的市場の隙間を縫ってるんですけどねぇ。

 で、見せられた物件はだ、ラブホテル(価格6000万円で年利24%、物件を見て詳細に精査した)、イタリア料理店(営業権1500万円、リバーサイド、アメリカ領事館向かい。悪くないけれど・・・)、フランス料理店(3000万円、皇后が来たこともあるというが、風情としてはカントリー系、オーナーはでっぷり太った100kg超級ぐらいのフランス人。事務所、居住スペース土地つき。市内中心部)、向かいはスタバ、下はマクドナルドの上のインド料理店(経営権1400万円。しかし、400万円ぐらいでしか売れないだろうとのこと。裏にモール建設中。筋向いは財閥が2000坪を買い占めてモール建設予定)といったところ。

 どいつもこいつも、管理が労務にさえ及ぶ大変そうなものばかりで、どう考えても食指が動かない。ラブホテルはリートを組めばまだあり得そうな感じには見えたが、それだけの苦労をして、500万円で12口か、300で20口かを集めてやってみてさてどうでしょうといった感じなんだろう。そうした苦労にしては、あがりが少ないんじゃなかろうか。

 でもね、こうした商売視察にも結局は日本での商売の基本形が盛り込まれており「好きならいいんじゃない?山っ気の範囲では山っ気なりの答えしか出ないよ」というのが見えて面白かった。一件一件が精査対象になって面白いし。

 夜にもう一度行ってみて、実際の客の入りはどうかとかもチェックできたし。


 投資の話はこれぐらい。

 初日、金曜日の夜は少し歩いたが怖くてすぐにホテルに戻った。ホテルがナイトマーケットから離れているのは、そのために売春ツアー客などが少なくて落ち着いているためと、ビジネスセンターがしっかりしているからとのこと。

 んで、本来は苦手な人との行動でこの国のことを知ろうとする。昼間のビジネス紹介の裏をとり、その後は日本では行ったことがないさまざまな様態の風俗店めぐり。といっても利用するわけではなく、いわゆる冷やかし客。みなさんには本気の方もいたらしいが、年齢や雰囲気の関係でその気になれなかったそうだ。この国では法律では禁じられているものの、売春がまっとうな商売らしい。法的に女性が弱いのもあるんだそうだ。

 お店の視察を終えてから行ったため、時間が遅く、どの店も大してかわいい子はいなかったが、需要は白人を含めてすごいなという印象。2500バーツだから、60〜70ドルぐらい。最高級の僕が泊まっているホテルに連れてはいると、もう800バーツがかかるが、それにしてもそのぐらいらしい。

 総和快楽主義としてはここは遊ぶ一手なのだが、自分としてはお金で女性を買うという行為がどうにも受け入れがたく(売るほうならまだしも)、かといって、こちらが日本人である以上、ナンパの範囲で女性がお話してくれる可能性はほとんどなく、誤解を与える分始末に悪いので、しょうもない話となってしまった。健康なのではなく、不器用なだけである。挙句の果てに、ああした女性はいろんな人の気の吐き出し場所になるので受けるとこちらの体に悪いとか、スピリチュアル的には正しいけれども、快楽主義的には間違ったことなどを思いつく始末。

 酒は驚くほど飲んでいないし、食べる量も少ないため、また、昼間は仕事をして暑い中を動き回って歩き回っているし、当初の体調不良は解消されてしまった。



 今日はこれから、チェンマイ大学の中を視察してみて、その後、ナイトマーケットにでも行くか。これから水着が手に入れば、明日は午前中はホテルのプール、午後はおそらく寺院めぐりの短時間ツアーに行く。

 あー、おみやげはバンコクで買うかなぁ。タイシルクのワンピースはサイズ不安があるものの、なんとか手に入れた。これは大変だった。


 犯罪は、おそらく新宿よりはずっと少ない。交通事故も大事故は少ないようだ。30万人のこの街に、日本人が3000人ぐらいいるらしい。街中を一人で歩くのも大丈夫になった。

 さすがに文章打つのに疲れたので、とりあえずきょうはこのぐらいで。