戦略会計士との懇談

・多くの人が僕と堀江君が重なると言っている。彼に言わせれば理念も精神的にも僕のほうがステージが進んでるようだが、昨日会った人は、発言の様子などがそんな感じなんだと言っていた。僕としては嫌われやすいところが似ているように思う。現状で劣っているのはフローだけだと思う。彼の次回の挑戦に期待。会計士に言わせると、彼は愛に目を向けたことがないから、そこから弄っていかないとどうしょうもないんだそうだ。

・長期的に僕がメジャー路線でいくのかどうかについては「それなりのお鉢が回ってくるはずなので、あんまり気にしなくても良いんじゃないか」と言われた。そりゃそうか。フローも小さく貧乏でも、メジャー関連の話は来てたもんなぁ。器が立場を呼ぶということで、ここは流れに任せていくつもりになった。他人が鬱陶しいと思うのは仕方がないけれど、自分で自分の器と性格を鬱陶しく思ってもしょうがないね。「器なんて小さいに越したことはない」とまでは言わないけれど、下手に大きいのも考えモノよ。若い頃は乗りこなせない。立場が器を作るとか言うけれど、本当にそうなら楽な話だ。

システムトレードの実体と、世間で言われているような「当たる外れる」とは本質的に違う相場の正体について、初めてちゃんと彼に話して理解してもらった。彼の株取引カルチャー講座でゲストで話してみるかもしれない。結果的にはイーラーニングなどでつかみを得て、講座が本質的な知性に入り込んでいくためのきっかけになる可能性は十分にあるのではないかという話になった。

・メルマガは購読者が整理時期に入っているという話で、どう考えてもお金につながるような話にはなりそうにないという結論に達したようだ。

・サンベルト社のようなスモールビジネスの売買M&Aについて、日本でも成立する可能性は高いし、すでにやっている企業もあるが、日本ではそうしたスモールビジネスの話は銀行界隈に集約されるらしい。大手が乗り出してこないレベルの小口のビジネス売買に関して、大きく打って出れば良い形にはなるかもしれないが、うまくやらないと事業そのもののうまみは少ないし、企業的に行っていくとすればかなりの労力になるだろうとのことだった。

・一般企業のROIはから僕らの運用で言う年利を計算すると、だいたい3〜7%ぐらいなんだそうだ。最近はビジネスモデルが古くなりやすいため、新規起業の場合は長くても三年で投入資本が回収できるラインを目指すことになり、35%以上を予定できなければ後々きついらしい。いくら好きなことで起業しなければならないという鉄則があるとしても、このレベルの話ではやはり利回りが重要らしい。
 しかし、3〜7%なら、年間4000ドル支払ってマネージャーをつけて運用すれば簡単に越えてしまうことから、時間を割いて事業を行う意味はそれほど高くないと思うのは、僕が怠け者だからか。
 ある企業のアメリカ法人を設立した一年目、その法人の日本人社長が、初年度だったかの税務申告に行ったときに5000ドルの利益を申告したら「会社をたたんで定期預金に預けて、日本に帰ったら?」と税務官に言われて大変衝撃を受けたと話しているのをテレビで見たことがある。日本人はここいらが結構不明かもしれない。

・そのほかチェンマイの話などをした。