ファンド大幅買い越し

tomonya2005-06-09

 昨日のNY原油は、道中2ドルも上げたのに、その後それ以上に下げて終了。そもそも、2日前にNYの原油が日本市場換算価格で1000円近く下げたのに、灯油で1000円も高騰して終わった頃合いから、ファンド様がどこまで買い進めるのか(進み切れるのか)が焦点になっている。

 今日のファンド基幹店の手口を見る限りでも、ストップ安に張りついていた灯油を1500枚も買っており、ガソリンも数百枚は買っていて、すでに買い越しの総数は13000枚程度になると思われる。

 NYが天井打ってる感じはかなり強いのだけれど、三月上旬のファンド買い越しの最大値がだいたい11000枚ぐらいだったわけだから、明らかにNYの地合いが悪い(かの地の玄人筋は売り優勢のようだ)のにそれ以上に買い込んでいる計算になる。多くの売り方はそのファンドの踏み売りを待ち望むわけだが、11000枚ぐらいが資金量の最大だろうと思っていた売り方は、今日の夕方の手口発表で背筋の凍る思いをしているに違いない。

 天井を確認できていないという認識は多くに広がるが、だからといって今の売り方がすべて踏み切るまで上昇する(NYがどんなに下げても東京ではファンドが買い進む)かどうかは、4月ぐらいのファンドの曲がり方を見ていても、なかなか信じがたいものがある。

 要するに、テクニカルでも、ファンダメンタルでもない、力業が一番の価格決定要因になる東京ガソリン灯油市場だが、これはこれで醍醐味と思わないとやってられないのか?実際、醍醐味なのか?よーわからんです。