ニート論

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 仮にがつがつ働いたとしても、食えない可能性が大いにあるのが罠。ニートじゃなくてもいずれ息詰まる罠。だったら今は働かなくても結果にはあまり影響しない罠。必死で払ってきた国民年金の受給額よりも生活保護の金額のほうが高い罠。「裏が真(080831修正)」でない良くある言説。

 現状ですら、中年世代でも保険証がなくて病院にかかれなくて死んだり、餓死したりという話はたくさんある。つまり、先の心配をするのはセンチメンタルな人道主義に基づくものではあっても、現状の危機的状況を打開するようなものではない。

 今ですら餓死を見過ごしているのに、先々の責任なんて負えるはずがない。役人が本当にそんなことを考えているのであれば、まずは手前の橋から渡ってみるのが妥当だと思う。とりあえず、「日本人」に対する生活保護の受給枠拡大と、その広報、財源は生活保護代わりに公共工事をやることの停止だろう。道路なんて造ってる暇なんてあるわけない。道路作ることで餓死者が出てるって理解できてないだけだと信じたい。

 もっと基本的なところでは、彼らにニート対策を行う能力などあるわけがないし、その精神的原因を知ってるはずもないだろう。