やっぱりあぶないIH調理器

 良い。が、こうした市民運動系の本に限らず、科学が身に付いていない人の作品なのではないかと身構えてしまうのは仕方がない。方々の研究結果をいくら載せられても、その反証の結果があるかもしれないので、それだけではあまり参考にならない。反証結果があるかどうかは、こうした本には大抵のせないものだから仕方がないけどね。

 ただ、現象として欧米では電磁調理器がほとんどまったく普及していないというのは、非常に興味深い。本当はIH調理器が危険ではないとしても、事情を総合的に判断すると、現状のデータの集積は危険性をほとんど否定できないレベルであることは間違いないようだ。

 そういう意味では、安全性や良さを表現している本よりは、危険性を表現している本のほうが楽だよね。科学では将来に渡っての安全性を確認できないから。

 さて、これを誰に配ったものか・・・。