どっちにしても

 永田の出したメールの真偽について、2chでは既に偽物ということになっているhttp://d.hatena.ne.jp/essa/20060218/p1が、自民党はあくまでも国政調査権を発動しない方針のようだ。考えてみたら、このメールがメール単体で否定されるのは困るんだけど、調査権を発動するかしないかを争点にしている間はこの問題から目を離させないようにすることが出来る上、二極対立構造を作り続けられるので、民主党にとっては得るものばかりだ。
 実際に発動されれば、政権内部に対する強烈な調査が行われるだろうから何かが出てくるとは考え得るであろうし、発動されなければ、そのことそのものが疑惑を隠しているという言い方にもなる。
 つまり、もともと嘘のメールと知っていた可能性は十分にあるんじゃないかな。それでも良かったんじゃないかな。

 ま、このぐらいの頭は使えないと政権なんて取れないよね。しかし、なんで永田だったんだろうという謎は残る。また、そろそろメディア戦略に本腰をあげるのだろうか。しかし、勝ったことがない小選挙区でのどさまわりを今のうちにしておかないと通るものも通らないけれど、そういうことはしてなさそうだよなぁ。そもそも地方組織の実体が存在しないっつーのは政党としてどうよ。

 要するに、これだけの知名度がありながら、それを実につなげていく能力に欠けるところで、ブランド戦略が完全に失敗しているように見えるのであった。