体調悪し

 なんだか朝から体調が悪かった。
 しかし、珍しく圧して仕事。ボランティアセンターの見積もりがメーカー納期との兼ね合いで厳しいと思われたため、特段の対応をとってもらえるかどうかを聞くため。しかし、ダメ。金額が数十万円だったというのもあるかもしれない。しょうがないので「明日までの納金じゃないと間に合わないよ〜。ダメだろ普通」とセンター長に電話するも、いない。こりゃダメだと思っていたら、先方から電話が入った。

 んで、この場では質問に細かく答える。バックアップ等の構成についての質問が主体。どうやら70%程度の把握度。あとで書類で出すしかないなぁと思いつつ、半分腰が引けてくる。「構成の交渉だけとか、バックアップだけとかでも十分良いですよぉ。うちもNPO法人ですから、税金の使い道について関わっておけば公益に資すると考えてるだけで〜」と言っておく。下手に安請け合いしてサポート量が重くなるのが怖い。それがセットになっているメーカー選定なのだった。

 夕方、事務局長から電話。とはいっても、僕にではなく、うちの法人のメンバーで出入りの印刷業者に。何で僕に電話してこないの?まぁ、いいかと一回説明。話しながらこちらの状況がかなりびみょーなニュアンスを含むことに気づく。んで、僕から事務局長に直接電話。50歳過ぎの優秀な番頭役だ。ホワイトハウスのランディハムさんとは言えないまでも、新しい主席秘書ぐらいの感じ。僕のような世間知らずにはこういう人材が必要なのだと土曜日の夜に思った。

先方「なんでこのメーカーじゃなきゃダメなんですか?」
ぼく「購入時代金に含まれている保証期間、内容とサポートに格段の差があり、うちとしてはサポート料金をとってまで受けたい内容ではない上、一般企業と比較されたときに明らかに安価になると考えているため。マージンを取っているわけではないので、他社でもぜんぜんかまわないが、それだけのマイナスを考慮された上でそういう判断あります?」

先方「どのぐらい受けたいですか?」
ぼく「いやー、だいぶ腰が引けていたんですが、それはサポートの量が確定していないからであり、導入直後にどのぐらいの混乱が起こるかがわからないため。そのときに有料で出入りするのは難しそうであるため。一般企業と同じ対応はしたくないため。プラスα(事務員との飲み会など)もおもしろそうだし、機材の構成と提案には自信があり、この内容と価格で一般企業が出せる可能性はないので、うちが受けることによる公益への寄与には自信がある」

先方「バックアップに関してここまでの投資が必要なのか。委託期間が終わった後に機材をもてあますことを心配している」
ぼく「減価償却から考えて、そんなに心配する期間ではない。」
先方「NPO法では一般減価償却が設定されていないので関係ない」
ぼく「そういう意味ではなく、実質的な減価償却。パソコンもまともに使えるのは2年間と考えていただきたい。そうすると比較的高価なネットワークドライブと言えども、受託終了の三年後には大した資産価値がある代物ではない」

先方「先だって入金というのも気になっているが」
ぼく「メーカーと直接取り引きしていただければそうした不信感は問題ないと思われる」

 相見積もりと入っても、ほとんどうち以外は考えていないらしい。理事会の説得材料でしかないようだ。しかし、納期は厳しい。というわけで、なんだか一ヶ月遅らせてでもというつもりになっているらしい。

 しかし、三年後か。2009年だ。関東震災後の世界を僕らが生きているのかな。予言が正しければ、僕が生きているうちに文明は滅亡しないようだ。先に僕が死ぬ可能性が高いだけで。