格差の評価

　気合い入れて書こうと思ったら、長いメールを書くのに手間取ってしまった。まったりはしてるんだが、言葉を尽くした。

　さて、多くの人は格差を１００％の悪者として扱う。小さな格差しか見ていないのもあって格差の良さを知らないからしょうがないんだけど、じゃぁたとえば大英博物館がすごいのは何でなんだよ？格差がないと文明なんて生まれやしないんだけどなぁ。文明を愛しつつ、格差を憎むというのは、どうも違うんじゃないかな。しかし、俺っていつからこんな貴族主義者になったんだろう。そういえば華族の彼と仲良くなったのも、パソ通の掲示板で僕がこんな書き込みをしたからだったのを思い出すと、もう２０代前半からそうだったんだよなぁ。結局、戻ってくるのか・・・。思想なんて曖昧なものだ。

　きっこ様の愛する古典文学なんて、俳句を別にすればまさに貴族文化そのものなんだし、貴族文化の下敷きなしに俳句なんて存在し得ないんだけどなぁ。ただ、現代日米のハイクラスは基本的に成り上がりばかりでそうしたなにかを受け継いでいないので、結果的に忌み嫌うのもわかる気はするのだが・・・。

　天皇に対する尊崇って、結果的にはこういうところにつながってくる。貴族なしに皇族なんて成り立つはずもないわけだし、皇室文化はそのまま貴族文化の粋（復活祭祀は別だけど）なわけで、そういうことを自覚せずに尊崇を語る人が多いのは困ったことだ。心が痛む（ちょっと貴族風）。

　ま、いつも言ってるように僕の好みははっきりしてるけれど、現在が民主主義である以上、貴族民の言葉なんぞに耳なんて傾けずに皆さんで決めていただけばそれで良いんですが、リスクリターン、メリットデメリットを御自覚にならずにご判断されるとすれば、それは悲しいことだと思います（ふたたび貴族風）。

　なーんだ、やれば出来るじゃんか。気持ち悪くもない。逆にえぐみが出たりする？文体変えるかな。同級生には「＊＊さま」とか呼びあってる人がいたっけか・・・。私の母は表千家だったことだし、親戚に東亜戦役の従軍者はいないしなぁ。