もっと資産話を洗練しなければ

 うすうす気づいていたことではあるが

上手な金遣いを阻害するのは、その精神

である。

 いくら「お金で解決できない問題にお金をつぎ込んではならない」とか「飢え死にしない老後のためには居住用住宅を建てないことが第一歩である」とか、背景にあるごく一般的な論理を正確に明確に説明しても、ほとんどの人は精神的理由からその論理どおりに行動できないようだ。
 僕はこれまでパソ通時代などの議論の経験などから「論理が精神的事情で理解できないから、行動が変化しない」とばかり思っていたが、実態としては「論理が理解できても、行動が伴うのにはさらに超えるべき精神的壁がある」ということのようなのだ。
 結局、子供に越える能力をつけて欲しいのはこうした壁だろう。とはいえ、僕に壁がないわけではない。ただ、戦略立案レベルでの壁の設定ミスはそのほかのいかなる戦術の成功をも帳消しにしてしまうので、個人的にはなんとかして越えたいと思う次第。