車選びに大切なもの

 ズバリ(まるお君だったっけ?)「試乗」です。試乗で得られるものは「感触」です。下のような細かい感じわけが出来ない相当素人の方であっても「車によってかなり違うものがある」ことを自覚することでしょう。独立サスに対するこだわりは、試乗重視で選んでいないからだと思われます。熟達度によって試乗でわかることは変化しますが、初心者のほうから順番(およそです)に

・視認性
・加速
・音
・のりごこち(おおむね直線を走っているときのもの)
・舵の特性(ハンドリングのこと。細かくはリニア感と言われる応答性とステアリングインフォメーション)
・ロール特性(曲がるときのかしぎ。総合的には舵の特性にも影響するわけですが)
・停止性(本当の急ブレーキを意識的に踏める人はほとんどいません)

という感じになるのかな。
 後輪の独立サスかどうかが影響を及ぼすとすれば、「乗り心地」ではなく、「舵の特性」でもなく、「ロール特性」の中の「後輪応答性、追従性」ところなので、まぁ、ほとんどの人は自覚できません。動力形態にもよりますが四駆であればなおさらです。これがマルチリンクとかいうこだわりになると、後席の突き上げ感やばたつき感にはそれなりに影響しますが、自分で前席で運転していてそれがわかる人はほとんどいないと思われます。とりあえずぼくはわかりません。
 過給は加速と音に影響しますし、四駆はLSDが3つ入っていなければ上記の中ではほとんど自覚できないと思いますが、雪国であれば何かの時にはあってよかったと思うこともあるのでしょう(予測)。雪国なら、トラクションのかかりにくい軽でハイトルクエンジン(軽は馬力が制限されているし、過給なので)というのは四駆かどうか以上に影響があると思いますが・・・。
 LSD(リミテッドスリップデフ)について、レガシィは3つ入っていると思いますが、買い換える軽がこれをデフォルトで備えている可能性はゼロだと思います。まぁ、確認はしていません。つまり、エンジンが軽快であったとしても、悪路(ちょっとした舗装の荒れ以上)での直線加速には駆動力の伝達というメカニカルな部分で決定的な差異(サルと人間ぐらい)が生じます。

 先回りして申し訳ないですが、急激な運転感の成長のために書いてみました。時間があるのなら、実際の購入予定もあることですし、とりあえず新車の試乗めぐりでもされてはいかがでしょう?グレード的に調べてから行かないと県内に置いていない可能性も十分にあるのでご注意ください。まぁ、50とか100万というのはそれだけの労力をかけてコストパフォーマンスを追及する価値のある値段だと思います。
 その結果、「ぶつけ続けてもレガシィが良いかな」と思う可能性はまだ残っていますし、先に掲げた心理的、技術的動機がなくなるのが最高のコストパフォーマンスですので。セダンかワゴンかわかりませんが、レガシィは相当の名車ですぜ。日本趣味の小倉優子風であったかの「ひめちゃん」が買ったので、生活を共にしたのはわずかな期間でしたが長距離ドライブしたことはあります。