かなり秋になってきた

 酷暑はもう終わりか。
 午後から身障者自立支援法に関するシンポジウム。おそらく定員で35人ぐらいの会場はいっぱいになってしまった。いろんな人が来ていた。どうせ技術が流出するのなら、作業所などをやってみたいという身障者(この表現って良かったんだっけ?)に技術が流出するのが良いと思う。相場技術にせよ、資産運用技術にせよ。
 お金は使い方が問題なのだから、とりわけ社会弱者にお金が回るように、特に生産性が高いこの分野の技術を集中的に伝播させていくのは普通に良いことだと思う。同時に、エゴづくめで考えても、技術が流出しにくい、あるいはそうした技術を大切にしてくれる、得たお金の有効利用が考えられるという様々な点から、身障者の雇用(独立を目指す人が良い)は理にかなっている。んが、皆さんに手を叩かれて「エゴだけで考えてもたどり着く結論です」と強調したが、それでも珍しいらしい。
 そもそも、動作能力や思考能力に対してハードルを設けて雇用を行うことの是非や、こうした考え方に基づいて雇用を行うことの是非を聞きたかったのだが、それは大丈夫だったようだ。最初が大切なので、絶対に間違いない一人からスタートしてくださいといわれた。ただの車椅子の人ぐらいならほかに就職口がたくさんあるのであまり歓迎されないかと思ったんだが・・・。
 まぁ、そういう人々に承認されたのであるし、頭脳と起業系の性格にはかなりのハードルを設けさせていただきたいと思った。とはいえ、番頭が来るのが年初なのか年度始めなのかイマイチわからんが。

 もうひとつ、笹川財団の人も来ていて、イクイティーネットによるファンドや、頼母子講についても熱く語ってしまった。ちゃんと興味を持っていただけたようだ。日本の財団では運用方法に制限が設けられていて難しいかもしれないが、海外の財団とのつきあいはあるので、その時点になったら協力は出来るかもしれないといわれた。

 身障者の雇用は来年中、ファンドは2〜3年を目指したいものだ。どうせ国内の一任がとりにくいのなら、CTA免許でくぐるという選択肢もあることであるし、やはりそっち系?

 ぶれない範囲での新しい広がりを実感した。

 懇親会ではしこたま食べたが、それでも残った。残りを持って帰れないのが寂しかったなぁ。