門司港に遊ぶ

 曾祖母のお見舞いに。もう長い間、入院している。88歳。上級士族の娘だから、衿持はかなりのもの。それなりにぼけているが、完全にぼけているわけでもないし、会話は90%の確率で成立する。
 そのあと、門司港で遊ぶ。まず、「姫だるま」というマニアックな定食屋へ。大人と同じだけ食べる2歳、4歳の子供と一緒に食べて、1600円。日替わりは15食限定。定食のご飯おかわり自由。
 夕方、そのとなりの隣ぐらいの和菓子屋(三玉屋)で団子などを購入。垢抜けがしている。門司港が西日本の商業の中心だったころを引き継いでいるような気がした。
 昼ごはんのあと、関門汽船に乗った。行きがけは大型船を2隻交わしながら、その航跡では大きな水しぶきを浴びつつ、爆走。まさに、関門海峡の暴走族のようであった。2歳児のほうが声も出ないほど怖がった。家内いわくジェットコースターのようであった。博多湾の船(ベイサイド−西戸崎)なんてのとはわけがちがう。船も小さいし、動作性も高い。あの海流と交通量のなか、バリバリ運行するには暴走族のような装備が必要なのであろう。
 そのあと、海峡ドラマシップに。夏休みで小学校低学年の子がこれまた暴走しており、2歳とか4歳とかの子供を守り続けなければならず、あまり休まらない上に、子供たちとしてもゆっくりは遊べなかったらしい。
 それから、都市高速全線を経て、200号を流れに乗って高速道路のようにそのまま爆走、30分で飯塚に着き、201号を経て伊川温泉に。家族湯には入らず、上の子を男湯に入れた。下の子はお騒がせだったようだ。循環させていないのではないかと思われるほどの無臭性。源泉温度は高くないのだろう、温泉としての威力もあまり感じない。
 晩御飯はチャーシューの鬼というおそらくチェーンのラーメン屋に。普通に4人分頼んで、キッチリ一人前余らせてしまってびっくりした。おそるべし。頼んだのは野菜系のラーメンだったので、スープもとんこつではなく、その野菜量にびっくりした。非常にヘルシー。チャーシュー主体のラーメンもあるが、チャーハンをあわせてもメインメニューはわずかに4種類。このマーケティングは成功するのではないだろうか。