東京の下層社会

 やっぱり、格差対策は是正ではなく底辺の救済でしょ。ずっと言ってる。劣悪な環境での強制労働なしに生き残れるとすれば、それなりの割合の人がそこから抜け出して別の人生をはじめられると思う。今は、図書館とインターネットで情報の価格がかなり安くなってるわけだから。別の人生をはじめるために必要なのは、別の人生をはじめるための気力と時間と情報だから。生存の保障というセーフティーネットさえしっかりしていれば、格差是正なんてとんでもないし、累進課税なんて発明した奴のトンデモ性を認めるし、競争はその実りを餌として徹底的に促進されるべきであろう。
 何度もいうように、大切なのは生存の保障である。人民の奴隷化を救うのはこれしかない。だからおそらく、メディアは生存の保障から人々が目をそむけるように報道を行うだろう。自由とパンでパンを取っているという自覚すらなくさせられている現状は、きわめてうまくやっているといわざるを得ない。
 そういうわけで、僕は日本の亡命政府の設立準備でもやっておきますんで、非国民ではありませんよとひとこと加えておきます。いやー、どーもどーも。どちらさまもよろしくであります。