今日行く基本法?

 みなさん学校に期待しすぎ。「今日行く?」ぐらいの迫力と影響力しかない。
 先の戦時中でさえ、ハイクラスは敗戦を十分に確信していた。そんなのは当たり前。だから、今後は貧者の教育機関となる公教育などで洗脳されてしまうのはやはり大衆でしかない。聞くところによると強い国家を目指してこんなことをやっていこうということらしいのだが、先の戦争の戦死者の50%は餓死であることから、強い国家を作るためには優秀な参謀を量産し、論理を論理で通し、それを認めあえる技能が一番必要とされているのだと思うし、それがわからずに中国と一戦交えようとするのならば、日本は確実に焦土と化すであろう。
 兵隊を量産して勝てる時代ではないのだよ。なにを考えているのだいったい?
 ま、そうした大衆洗脳エンジンとして公教育が機能してしまうのは無理からぬところであろうが、やるせないのは「強い国を作るため」には今回のような対策がマイナスにしかなっていないことだな。戦争責任をうやむやにするのと、戦争に負けた理由を考えるのはまったく別の作業なのだが、日本を弱くするのがアメリカの国是であることを考えると、こうした教育の改悪もまた、その方針のなかに存在する一事象でしかないというのが現実なんだろうなぁ。
 にしてもだ、とにかく俺は興味ないからね。大衆はいずれ洗脳される。洗脳されることは大衆の最大の特技といっても良い。今だってそうだ。その洗脳性がどっちに向こうが、あんまり変化はないと思うよ。そもそも、ご立派だったかどうかわからない現在の教育基本法の元で、どれだけの衆愚が量産されたか考えてみると良い。「暇して悪さする」ぐらいなら、崇高だろうが下らなかろうが、なにかに洗脳されていてくれていたほうが扱いやすくて良い。