ワーキングプア2を見た

 思い出すのは「なぜアメリカは戦い続けるのか」だったかのBBCの番組。
 あの基本法で教育が成り立つ、美しく強い国家になると考えているのだから、こうした懸念が表面化すればするほど、国民が強くなると考えていてもおかしくない。

 僕にとっての最大の論点で、みなさんの勘違いは「努力が報われない社会はおかしい」という観点。
 努力が報われるのが常識と考えている以上、その人の努力が報われる可能性はあまりない。このブログでも何度も書いていることだけれど「歴史的には努力が報われない社会が当たり前」なのだから、その現実をしらずに生きてこられた、あるいは間違った現実を認識した人に、間違った現実を教え込まされ、それを信じたままである人が、努力以外に必要な何かを探して行動する可能性はほとんどないだろう。つまり、「努力が無条件に報われる。報われないのはおかしい」という思いこみこそが、おそらくワーキングプアの非常に大きな構成要素ひとつなのではないだろうか。

 何度でも書くが「努力は基本的にそれ単体ではまず報われない」のである。この現実は、これまでも、これからも変わる可能性はないし、もし間違った認識を持っているとすれば、「それこそがあなたの努力が報われないことの第一歩である」とも言える。
 付け加えると、「おそらく、努力そのものよりは、立ち回りの方が結果に与える影響は大きい」わけですよ。「20%の努力が80%の成果を叩き出す」のですよ。
 どうぞよろしくご理解いただきたい。

 にしても、誰かNHKを正してやれよ。あー、全部のコメントに目を通していると言っていたから、俺も送るかな。それこそ、科学的真実と、道徳的にあるべき姿の大きな差異じゃん。でも科学者でも間違ってる人は多いのかな。間違った情報からは間違った結論しか得られないのが科学だしなぁ。