緩やかに起きて

 朝食バイキングをたらふく食べてみる。今日の日中の食事は有料だが、この朝食は公費だから。いや、それだけじゃないけどね。
 部屋に戻って前橋の級友(♀)と電話。主に近況報告。群馬に行くか、高裁で傍聴するかの判断に迷うが、水曜日は山口さん周りでなにかをやっているというので山口さんに改めて電話。来てみるのも面白いかもというので、行ってみる。片道2時間。しかし、以前のように疲れないのはこうした不特定多数の乗り物で眠れるからなのだな。以前は退屈もしたし、眠れなかったので疲れたけれど、とにかく行きも帰りもずっと眠れた。もっといえば、飛行機の中でもかなり眠っていた。着地の衝撃で驚いて飛び上がったほど。なので、今回の旅行は体力温存性が高く、こうした長時間移動でもあまり疲れなかった。
 高崎に着いてコミュニティーバスを勧められたが、そのバスは2時間に1本。うひゃーこういうのを実用に使います?それが30分後で、総滞在時間を考えるとどうするか悩まれたが、待つことにする。乗って30分後に現地へ。それでもそこから車で送ってもらわなければならない場所。
 行くと、元は大企業の社員寮を自分たちでなおして逃げ出す人の逃げ場にするという作業が進んでいた。1年後ぐらいにみんなで住めるようになると良いねぇというお話。それでも作業している当事者たちの時給は800円ぐらい出せているらしい。
 昔のなじみの近況をかいつまんで聞きながら、リミットになったので高崎駅に送ってもらい、その道中で作業者のうちのひとりがペシャワル会で2年間井戸掘りをしていたとのお話を聞いた。「あー、あの環境破壊運河ですね」というと、それから話が弾んだ。乾燥地帯で大規模灌漑をしようというお粗末さ。これから塩害と河川の干上がりが起こる。九大の報告会でも農学部の教授が質問していたけれど「(塩害について)まだそういう報告は受けていません」だってさ。誰でもが気づきそうな話だから、誰かが言っていると思うけどねぇ。アラル海がなくなった理由を知らないのか・・・。最近ではエジプトでも塩害が問題になっているというのに。とまぁこんなことを話しながら、高崎駅に。
 快速で南関東に戻るも、時間的に冷や冷やした。浜松町にコインロッカーに荷物を置いていたが、モノレールが快速でなければかなり危なかったかも。まぁ快速が何時に出るかは知っていたのだけれど、上野と東京の距離の差の認識が甘かった。家内とネットワーク事務所へのおみやげを買って、荷物検査ゲートを通るも、そこから出発ゲートまでが遠い。遠い遠い。どうやら800mぐらいあったようだ。アナウンスで名前を呼ばれそうになる頃に何とかたどり着いた。
 家に戻ったのが22時。そこから飲みに行き、午前二時ごろに家に戻る。