しかし、問題解決としては

 彼らを「馬鹿だ」で済ませるのは得策ではない。そうした彼らにも状況把握以外の部分にはそれなりの技能があり、むしろ情報収集には高い能力を示すことが多いからだ。あー、でも会計士の収集能力はアナログに過ぎるので限界があるか。溢れる情報に接すると情報収集そのものを停止する癖があったな。
 まぁ、なんにせよ、「優れた人間は原因の追及ではなく、問題解決にその能力の多くをさく」のである。上記のような状況把握は原因の追及のためではなく、問題解決のためになされなければならない。
 では、僕が彼らの人格のひずみを受けてどう行動するかであるが、今は距離を置くしかないんだなぁこれが。
 あー、マイベンライ。
 いや、解決されなければならないのは、彼らの現状ではなく僕の心の中の悩みであるな。うむむ。