不在者投票

 とりあえず行った。先日、環境問題で世間を引っ張っていこうという知識と気概のある人に、「君の言う、様々な権力構造が日本人の手に戻った後はどうしたいの?」と聞かれたので、考えてみたが「主権在民」以外にあまり思いつかなかった。「トンデモナイ事態になったけれど、みんなで決めたことになってるのであきらめようね」っていうのが民主主義だと思うので、それが嫌な人はやはり近代世俗国家ではなく、天皇中心の宗教国家を目指すべきであり、エリートが国を引っ張っていくのは、論理的には難しいのではないかと思う。だからって、どんな国体でも結局はエリートが支えるのだけどね。「キャッチミーイフユーキャン」のように、出来るだけ多くの突出した専門家に国を引っ張ってもらうための体制が整っているのは少なくとも今の日本ではない。あの映画のような状況はまぁあり得ないであろう。
 沽券にこだわってそういう機動的判断が出来ない人間を僕はエリートと呼ばない。
 CMCの大谷さん、妹が甥を公務員にすると言ったので、退職するまで2年間縁を切ったそうだ。徹底してる。いかなる公務員も認め得ないんだそうだ。CMCにボランティアに来た人も公務員志望をやめなかったら来るなと言われるらしい。曰く「その人が悪くなくても環境がその人を悪くするから」なんだそうだ。徹底度がスゲーな。