遺骨すり替えの可能性

 たとえば、横田めぐみの遺骨が本人のものではないという一点で、日本全体の世論はかなりの傾きを生じたが、報道当時に確実に生じていた問題がひとつ。
 「飛行機の中ですり替えられた可能性があった」
 本人のものと断定されたのならともかく、他人のものである骨にすり替えるのは大変に簡単。
 もうひとつ、結果から見れば鑑定は鑑定ではなく、メモ紙に書いたメモだった上、そのメモを書いた本人はネイチャー誌で「自信はない」と答えている上、政府機関の中で栄転を果たした。