クラッシュ

　最近のオムニバスで印象に残っているのは、ラブアクチュアリー、バベルだが、しかし、僕らから見るとアメリカの狂気の銃社会を扱っていながら、実際に人はそれほどは死なず、そして見終わった後に心が温まるというスゲー映画。家内曰く「視点に人間愛があるから」だとのこと。脚本が良くても、これをこの味で撮れる可能性はあまりないほど難しいバランスの上に成り立っている映画だと思う。借りるときに１０本ぐらい一緒に借りたので、見終わるまで思い出さなかったが、作品賞、脚本賞、編集賞というのは納得できる。９５点。つくづくアカデミーと相性のいいワタクシだ。アメリカの映画賞なのに、世界三大映画祭でもないし、グローバルスタンダードでもないのが泣かせるね。

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