二週目−5

よいよ、最初の仕事の締め。
終盤の山場というべきか。

派遣の女性をも呼んできて出来のチェック。
やばい、ということで、その場で聴取作業。
そこいら中を走り回って、十代の女性のインタビューを採った。

戻ってから資料の作成の続き。


で、給与が出た。
やはり日当計算で1万円程度か。

そりゃ、これまでにも似たような仕事をしたことはあったかもしれないけれど、自分が今いる会社の姿勢、社長、規模、業務内容と併せて、この作業、仕事の先に自分の目指す人生像の一部があるのだと思うと、ストレスはほとんど感じない。

やはり僕の人生のネックになっていたのは、自分の良心に従って仕事が出来なかったということと、自分の人生のグランドイメージを共有できる人、少なくとも認めてくれる人(社長)がそばにいなかったからだったのだと、つくづく思う。

だからといって起業を成功させるほどの迫力もなかったということか。