実家に行く

 弟からも、ほりえもんに似ていると言われた。正論といえば正論という程度の正論を、力業で遠慮なくゴリゴリ押し通すのが似ているんだそうだ。まぁ、嫌われやすいというのも同意していたけど。

 山川夫妻が書いていたのに、彼の言葉で「生きている意味なんてないから、それを考えなくてすむように突っ走っている」というのを見て、そんな悲しい人だったんだと思ったという下りがあったが、まさに僕の二十代前半はそれで、なかなか突っ走れていたもんだと思う。ビョーキにならなければ、まじめな話、彼にだいぶ近いところにいたんだろう。といっても財界ではなく政界だろうけどね。今みたいな生活してても県議への立候補を勧められるんだから、そのままいっていたらそれなりだったんじゃないかというのは言い過ぎか。まぁいいや。今はなりたくないし。思考の片足がアングラに足を突っ込んでる身としては、やっぱり公職って好きなことするには重いんだよなぁ。ケイマンやマン島、バージンアイランズの議員ならかっこよさそうだからなりたいけどなぁ。有色人種は無理か。