なぜシュタイナーになじめないかがわかった

 要するに「何を言っているかではなく、誰が言っているかが大切」という姿勢が濃厚であるためだ。つまり、妄信的宗教と同じで、自己責任が存在せず、言葉を疑って検証する姿勢もないため、およそ知的とは言い難いからという結論になる。しかも、表面上は知的で進取の気性に富み、本も読むような似非インテリ層が現代日本シュタイナー教育の中核を為しているから、余計に気持ち悪い。

 構造主義時代のマルクスと同じで、シュタイナー自身は僕などが論じられる程度の思想と人間ではないように感じているが、今の時代に於いては恐らく時代遅れで、状況によって普遍性が変化する体系であり、現代に彼らが生きていたならば、恐らく別の体系と言葉でもって語ったであろうという予測が簡単に成り立つ様な代物である。

 どうしても胡散臭さを感じていたが、これこそが結論であることがはっきりした。

 七田チャイルドも、進取性は買うが親の内面の思考体系は結局似たようなもんだわね。

 早々に出てきたハイティーン対象の調査結果では「早期教育を受けて育った子供は積極性に欠ける」などという、「自然食にこだわる家庭の子供はアレルギーが多い」と似たような、どっちが原因でどっちが結果だかわかんないものをナンの検証もなく勝手に断定して、あたかも検証結果のように発表する、これまた頭の悪い学者もいるんだけどね。相関と原因結果を一緒にするなよ。馬鹿だなぁ。日本の知性も中級ではこれぐらいが限界?かと思わせて十分で、結局のところ、新しい日本には受け継ぎたくないと思うレベルの知性なんでどうでも良いんだけど・・・。