右折で止まっているとき

 右の道からこっちに曲がってきた車(恐らく110系マークⅡ)が、ドリフトしながらこっちに来るので、「ここから立て直せるなんてすごいや(当然、建て直すはず)」と思っていたところ、次の瞬間にそのままコーナー内側に突き刺さってびっくりした。前輪がグリップを保っていたから良いようなものの、後輪と一緒にグリップを失っていたらちょうど僕の座席の辺りに一直線の感じだ。あの手の車で前後輪で別のタイヤを履きドリフト仕様になっている可能性はほとんどないから、滑った瞬間にブレーキを踏んだことで前輪加重になったか、前軸加重が重くなっていることによってグリップを保ったんだろう。

 こちら側の道は片側二車線で、中央分離帯だってあるような道。歩道にあがる段差も20〜30センチぐらいあるので乗り上げるだけでもかなりのダメージだったはず。その上、突っ込んだのは歩道の植え込みなどではなく、オービスが設置してあるような大型の表示板の橋脚にオフセット衝突した。速度は、確実にラジエーターまでは終わっているというレベル。斜めに流れながら突っ込んだため、ブレーキによる減速もほとんどなく、瞬間でも30〜40キロは出ていた感じだ。

 しかし、次の瞬間にもっとびっくりすることになる。
 わらわらと、その車から4〜5人が飛び出してきて、どこかへ走り去ってしまったのだ。爆発するのかと思ったが、そういう感じでもない。家内曰く「盗難車やろう」とのこと。興味は尽きなかったが、そう言った連中との関わりが出来ても困らないほど、状況的にも若くなく(車を含めて失うものが大きすぎる)、泣く泣くその場を走り去った今日この頃です。

 みなさんがいかがお過ごしであろうと、この事実に変わりはありません。この項、ネタなし。