三菱アウトランダー

 ニュース23でやっていた開発の裏側を少し見たが、開発の最終段階、開発が終了し、車名が決まったぐらいの段階の会議で、営業本部長が「日産のXトレイルに比べてなにが売りなのかがはっきりしないと売りにくい」とか発言してるのをみて、やっぱりこの会社はだめだと思った。売れるか売れないかが一番大切なのに、なんで現場の営業の声や、マーケティングが全く反映されてないんだ?いつの時代の車作りなんだろう。信じられん。しかもこれが編集をすり抜けて番組として放映されている現実。このことが問題だという意識が企業内部に存在しないようだ。気が狂ってる。「経営が狂っているのではなく、魂(商魂)が狂っている。(何度思い返しても、黙示録のこのせりふは名言だと思う)」これは企業体質の問題だし、その企業体質に問題を感じるだけのセンスが存在しないようだし、トヨタのまねをするだけの能力もなさそうだし、いくら大資本で支えたからって、企業自身は早晩なくなるしかないだろう。
 工場長がのんびりと「20年の殿様商売体質ですから、直すのには20年ぐらいかかる。ただ今回の不祥事できっかけが出来たのがよかったと思うんですよ」といってるのを聞いて、さらにノックアウトされた。つまりこの言葉が、「この会社は潰れる(現実的には吸収されるんだろうけれど)しかない」という引導を渡しているという自覚がない。これが大企業なのかな。
 自衛隊車両の一部を作っていたはずだけど、ここいらの問題がクリアされれば、葬られちゃうんじゃないかな。
 だめだ。日本語で「バカは死ななきゃ治らない」。英語では「バカは何度死んでもバカ(だったっけ?)」っつー感じだ。