その時歴史が動いた

 山本五十六真珠湾の前編。
 番組の最後に彼が母校で話したときに「諸君に銃を持って戦って欲しいというのではありません。むしろ、学問を心ゆくまで修めて欲しい」みたいな下りがあったというのを聞き、周囲に誰もいなかったのも相まって、本気で泣いた。もう何もない。彼が人生を賭して守ろうとしたものの多くは、もう何もない。残ったのは、したり顔で攘夷を語る右翼と、平和ボケした左翼。何の戦略も、正確な現状認識も、目指す国家像も持っていない。
 外資だハゲタカだというが、そんな目に見えるような生やさしいものではないのをなぜ理解し得ないのか。今の占領状態を認識できない者に、どんな独立が目指せるというのか。その独立はなんのためにあるのか。どんな理想を君らが実現しようとしているのか、戦略とそれに伴う補給が腑抜けなのは戦前戦中と同じだ。インパールからすらも何も学んでいない。
 一体、日本はどうなってしまうのだろう・・・。(嘘、この意味ではもう見捨ててる・隊長風)。